こんにちは。
ネットで興味深い記事を見つけました。
「子どもが14人、1れつにならんでいます。 ことねさんの前に7人います。 ことねさんの後ろには、何人いますか。」
この問題は小学1年生の教科書で習うものなのですが、小学3年生の7割がこの問題を間違えるというのです(正答率28.1%)。われわれ大人からすれば「うそだろ」と思ってしまうかもしれません。
多くの誤答が「7人」なのですが、それには理由があるといいます。
一つは、「問題文を正しく読まず(あるいは読むことができずに)出てくる数字を使って思いついた計算をしてしまっているということ」です。
子どもはそれまでの経験に基づく思い込みを持っていて、次のように考えるそうです。
「問題文に出てくる数字で計算すれば文章題は解けるはずだ」
「答えが小さくなりそうなときはひき算をすればいい」
ここから14-7=7という計算をしてしまうことになります。
正解するためには問題文にない「1」という数字を使わなければなりませんが、それを導き出すのはとても高度なことと筆者は言います。
もう一つの理由は、「多くの子は、「前」「後ろ」という言葉が生きた知識になっていないことです。」
これは私も教えていて実感するところがあります。この点はまた明日にでも書くことにしましょう。