こんにちは。
新聞店にもらったカレンダーの今日のところに「社日」と書いてあります。何のことか知らなかったので調べてみました。まずは読みです。「しゃにち、しゃじつ」と読みます。雑節の一つで、生まれた土地の神様「産土神(うぶすながみ)」を祀る日だということです。春分・秋分と関係があるため年2回社日があります。春は種まきの時期と重なるためその年の豊作を祈ったりするということです。
ただ、ネットで調べていると奇妙なことに気付きました。今年の春の社日(「春社」といいます)は3月15日だというのです。どういうこと?新聞店のカレンダーは誤植?と思ってしまいました。よく調べてみると3月25日だという情報もあるのです。
どうしてそうなるのか、さらに調べました。社日は決まった日があるのではなく、春分にもっとも近い戊(つちのえ)の日が社日になります。戊とは十干(十日間を一区切りにしてそれぞれの日に名前をつけたもの)の五番目の日です。そこで、春分の日が問題になります。今年の春分は十番目の日にあたりました。そこだと一番近い戊の日が二つできてしまうのです。
つまり、こういう状況です。①②③④戊⑥⑦⑧⑨春①②③④戊
両方とも春分から五番目で同じです。前が3月15日、後ろが3月25日となります。どちらをとるかで違っていたというわけですね。そういう場合どちらをとるか決まりがあるみたいなのですが、実際には分かれてしまっているのではっきりしていないということになります。