講師日記

トリプル台風

こんにちは。

夏休みもあとわずかとなりました。長い休みの後に学校生活に戻るのは誰でも大変なことです。特に生活リズムが乱れていると朝型のリズムを取り戻すのは簡単ではありません。乱れているなあと思う子はせめて今日からでも規則正しい生活を送るようにしましょう。

まだまだ暑い

こんにちは。

夏休みも残り一週間となりましたね。

宿題は終わりましたかと言いたいところですが、中学生は少し事情が異なります。コロナ禍で変わったのですが、中学校では夏休み後すぐに定期テストを行うようになりました(その前は10月に行っていました)。そのため、夏休みの宿題として定期テストのための課題を出す学校が多いのです。したがって、宿題を終わらせた(課題を1回やった)からいいということにはなりません。間違えた箇所やできなかった箇所を振り返ったりすることはもちろん、課題以外の勉強も必要になります。ただ、もちろん休みですから勉強だけしていろとはいいません。メリハリをつけて残りの日々を過ごしてください。

塾の役割

こんにちは。

昨日の続きです。

島根県知事が取り上げた設問は大人であるわれわれからすれば、できて当然のものかもしれません。それをおよそ半数の子ができないなんてと嘆きたくなるのも分かります。しかし、これをもって今の子は学力が低下していると即断してはいけません。データがないだけで、われわれが子どもの時も同じようなものだったかもしれないのです。また、その時できなくても後にできるようになるかもしれません。今社会が小学生に多くを求めすぎているような気がします。

ただ、だからといって放っておいていいわけではありません。この点において現在のところ、塾という存在が大きな役割を果たしていることは間違いないでしょう。

未来塾では生徒一人ひとりの能力を見極め、その生徒にあった学習方法をとっています。点数を上げることも大事ですが、それだけにとらわれることなく、将来を見据えた学力の向上、思考力や判断力の育成を行っているのが未来塾の特長です。

島根県知事

こんにちは。

このブログでこれまで何回かにわたって全国学力テストのことを書いてきたところに、島根県知事がテストの結果を受けて国を批判したというニュースが流れてきました。

知事が例に挙げて問題にした設問は「椅子4脚の重さは7キロ。この椅子48脚の重さは何キロですか」というものです。正答率が全国55・5%(県48・7%)だったため、「これぐらいの数字を扱う能力を身につけさせられずに義務教育を終わらせたり、社会に出す教育は無責任だ」と知事は憤ります。さらに、教員の長時間労働の問題に言及し、「教員は一生懸命やっている。補充できず、欠員が出るほど現場が疲弊しているのに、この正答率ということは失敗。文科省の責任だ」とし、学習指導要領の見直しを求めました。(山陰中央新報ONLINE NEWSより)

まず、知事が取り上げた設問ですね。これについてみなさんはどう思いますか。知事と同様に、問題だと思いますか。

私は一概には判断できないと思っています。その理由は次回に。

図形問題3

こんにちは。

三角形の面積の求め方を知っている生徒でも案外間違えてしまうのが下のような問題です。

底辺×高さ÷2という式は覚えているのですが、底辺と高さの関係を理解せずに三角形の辺に書かれている数字を機械的に式に当てはめる生徒さんが多くいます。つまり、4.5×6÷2としてしまうのです。

図形問題2

こんにちは。

前回の続きです。

4と答えた生徒の具体例として以下が挙げられています。

「高さが書かれていないので、このままでは面積を求めることができないから。」

これのどこが「衝撃的」なのでしょうか。少なくとも「高さ」が書かれていないことには気づいたのです。三角形の面積を求めるには「高さ」が必要なのにcmとして具体的に書いてない、だから比べることはできないというのはある意味論理的に考えているとも言えます。三角形の面積を求める知識はあるということです。

したがって注目すべきなのは、1と2を答えた生徒がいる(約27%)ということの方だと思います。つまり、三角形の面積を求める知識を身につけていない生徒が一定数いるということです。やはり、教育界はこのことから考え直さなければいけないのではないでしょうか。

図形問題

こんにちは。

昨日の算数の問題わかりましたか。

この問題は5人のうち4人が間違えたとして話題になったものです。塾講師の私からすれば、さもありなんというところでしょうか。今の子どもがダメだといっているわけではありません。この問題を大人に出しても間違える人は多いと思います。子供よりも正解率は低いかもしれません。

この問題は三角形の面積を求める式だけを覚えていても解けません。問題を理解する読解力、式を使って正解を導く思考力、判断力などが必要です。こうした力を養うことこそが文部科学省が求めている指導方針なのでしょう。ただ、実際の教育現場ではそこに至っていないというのが実情です。コロナの影響も考えなければいけません。したがって、ある意味解けなくても当たり前ということになります。

私が気になったのはこの結果に対する大人の反応です。誤答として4を選んだ生徒が比較的多かった(26.5%)ことに注目したのです。「衝撃的」という専門家もいました。

どうして気になったのか、次回書きたいと思います。

全国学力テスト(続)

こんにちは。

下の問題は小学校算数の問題で、正答率が21.1%だった問題です。

みなさんはわかりますか。

再開

こんにちは。

やはり台風は上陸すると大きな被害をもたらしますね。

さて、今日から塾の再開です。

まだまだ暑いですが、夏期講習終盤も元気よく頑張っていきましょう。

英語嫌い

こんにちは。

昨日のブログで全国学力テストの英語の話を書きましたが、懸念される点をもう一つ挙げておきたいと思います。それは、結果が悪かったがために点数を上げようと対策を立て、生徒たちに勉強させるということです。それでは目的がテストになってしまいます。

学力テストと同時に行われたアンケートで、「英語の勉強は好きか」という質問があるのですが、「当てはまる」が25.5%、「どちらかといえば当てはまる」が26.8%となっていました。半数強の中3生しか「好き」と答えていません。しかも、これは減少傾向にあるということです。

今回のテストの結果を受けて上記のような方向にいってしまえば、さらに「英語嫌い」を増やすことになるでしょう。

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