こんにちは。
以前このブログで時差の話をしたことがあります(2026年6月15日)。その時は中学1年生の話だったのですが、先日、中学2年生の社会の授業で時差の問題を解かせたところよく分かっていない生徒がいました。テストの問題が解けるようになるという観点からだけでなく、地球や国についてより知識を深めるためにも時差のことを理解しておく必要があります。
では、なぜ時差が生じるのでしょうか。
それは地球が回っているからです。ただ、この「回っている」には二つの意味があります。地球は自ら回転しながら(自転)太陽の周りを回っている(公転)ということです。時差に関係するのは自転の方になります。公転は季節の移り変わりに関係するものです。ただ、公転によって昼と夜の区別が生まれるという点では時差に全く関係ないというわけではありません。余談ですが、太陽が地球の周りを回っていると思っている生徒がかつていてびっくりしたことがあります。
次に、自転の周期です。
一日に一回転、つまり24時間で360°ですね(正確には違いますが、細かいことは置いておきます)。ということは、1時間で15°回転するということになります(360÷24=15)。この15を時差の計算で使うので覚えておかなければなりません。
そして国々の位置です。
地球上の国々は緯度と経度で位置づけられます。時差に関係するのは経度です。北極点と南極点を結んだ線を経線(世界地図で見た場合、いわゆる縦の線)とし、その線上が同じ度数になります。各国は経度0°からどれだけ離れているかを角度で表されます。経度0°(イギリスのロンドンにある旧グリニッジ天文台に基づく)を通る線が本初子午線と呼ばれるものです。この本初子午線を基準にして経度を東西に分けます(経度は地球一周分つまり360°あるのでそれぞれ180°ずつ)。つまり、各国はその位置によって東経、西経に分けられます。そして各国は基準とする経線(標準時子午線)を決め、その度数を使って時差の計算をするというわけです。
さあ、いよいよ時差の計算です。
ここで注意が必要なのは、東経(西経)同士の2国と東経と西経の2国では計算方法が異なるということです。時差は2つの国が経度上どれだけ離れているかによって決まります。東経(西経)同士であれば、その差、つまり大きい度数から小さい度数を引くという計算からどれだけ離れているかが分かります。一方、東経と西経の2国ではそうはいきません。それは生徒が陥ることが多いミスです。東経の国は本初子午線の右側、西経の国は本初子午線の左側に位置します。つまり、2国はそれぞれの度数分離れていることになるのです。したがって、計算では2国の度数を足さなければなりません。
では、実際に時差の問題を解いてみましょう。
日本(東経135°)が8月3日午後4時の時、エジプト(東経30°)は何月何日の何時ですか。
重要:上では日本の標準時子午線の東経135°が示されていますが、問題によっては書かれていないことがあるので必ず覚えておきましょう。
長くなってしまったので解答は次回にします。



