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今年最後のテスト

こんにちは。

未来塾生の通う中学校では、いよいよ来週金曜日から定期テストが始まります(今回は全中学校の日程が同じです)。

特に中学3年生にとっては実質的に最後の定期テストといってもいいかもしれません(来年1月に行われる、以前で言うところの学年末テストは受験には影響しないという意味で)。その結果によって内申が左右されますので万全の態勢でテストに臨めるようにしましょう。

未来塾は万全の体制でもってサポートします。

スーパームーン

こんにちは。

今夜の月は今年最も大きく見える満月「スーパームーン」です。

とはいうものの、あいにくの天気でこの地域では見られそうもありません。

「中秋の名月」のときもそうでしたが、こういうときに限って天気が良くないんですよね。

10時19分に満月をむかえますので、それでも一度夜空を見上げてみませんか。

言葉のあいまいさ3

こんにちは。

今回も「頭が赤い魚を食べる猫」という表現の解釈について見てみましょう。

昨日述べた2つの解釈は現実的ですが、残り3つは現実としてはありえないのだがそう解釈できるというものです。その中でも、ぱっと見だと最初そう読んでしまいがちだけども意味を考えるとおかしい解釈を紹介します。

「が」という言葉が最初の文節にくるとその文節が「主語」だと考えてしまいませんか。そのため上の表現も「頭が」が主語で「食べる」が述語という文があると考えてしまってもおかしくありません。そして、その文が「猫」を修飾しているということになります。つまり、猫がいて、その猫の頭が「赤い魚」を食べるという意味です。もちろん、これはさすがに意味がおかしいのでこの解釈をとるという人はいないでしょう。

以上のことだけでも言葉というものがことほどさように曖昧だということは分かっていただけたのではないでしょうか(残り2つは割愛します)。

したがって重要なのは、言葉は曖昧だということをしっかりと認識し、いかに言葉の解釈におけるすれ違いや誤解を防いでいくかということです。

言葉のあいまいさ2

こんにちは。

前回の最後に紹介した下記の表現をみなさんはどう解釈しましたか。

「頭が赤い魚を食べる猫」

これを考案した言語研究家の中村明裕さんによれば、この表現は5つの異なる解釈を持ちます。

多くの人が一読して頭に思い浮かべる解釈は、「猫」が「頭が赤い魚」を「食べる」というものではないでしょうか。

ただ、「頭が赤い」の修飾先は猫だという解釈もできます。つまり、「魚を食べる猫」の「頭が赤い」ということです。こちらの解釈を伝えようとするならば、やはり「魚を食べる頭が赤い猫」とした方が通じますね(しかしここでは触れませんが、この表現も曖昧ではないかという問題があります)。

さて、では残り3つの解釈はどういうものでしょうか。考えてみてください。

言葉のあいまいさ

こんにちは。

昨日、NHKの記事見出しが誤解を招くような表現だったということを書きました。その中で私はこのようなことは私たちも無縁ではないと指摘しましたが、それは私たちが使っている言葉自体に誤解を招くような要因があるからです。したがって、誰もがそのようなことをしてしまう可能性があります。

そこで今日は、こうした言葉のあいまいさについて書かれた本を紹介しましょう。

川添愛『世にもあいまいなことばの秘密』(ちくまプリマー新書)です。

この本ではいろいろな言葉の曖昧さを事例を挙げて紹介し、なぜ言葉の解釈においてすれ違いや誤解が起こってしまうのかということを解きほぐしています。

面白くて参考になる本です。ちくまプリマー新書は若い人向けのものなので中学生もぜひ読んでみてください。

最後に、この本の中で紹介されている言葉を挙げておきます。

「頭が赤い魚を食べる猫」

みなさんはどう解釈しますか。

ニュースの見出し

こんにちは。

NHKニュースのある見出しが「日本語のレベルが低い」と話題になりました。

『クマに庭で飼われていた犬が連れ去られる』というものです。

確かにぱっと見では「うん?どういうこと」となりますね。

これに対してSNS上ではいろいろ指摘されていますが、案外こういう誤解を招くような表現をわれわれもしていることがあります。もちろん、だからといってNHKを擁護しているわけではありません。NHKは報道機関ですからしっかりとチェックすべきだったことは確かです。

私もこのブログに文章を書いていますので気をつけたいですね。

読書

こんにちは。

昨日から読書週間が始まりました。読書に関して近年特に問題とされてきたのが「若者の読書離れ」です。このブログでもそのことについて何回か書いていますが、この読書週間に向けてベネッセ総合教育研究所が東京大学社会科学研究所と共同で行っている調査をもとに分析した興味深いデータを発表しました。それは「子どもたちの読書行動の実態やスマートフォン[・・・]の利用との関係、語彙力・読解力との関係に関連するデータ」です。

中でも報道されたのは、小中高生の52.7%が一日の中で読書を「しない」と回答したことです(10年前は34.3%なので1.5倍の増加)。文部科学大臣も「衝撃を持ってこの結果を受け止めている」と述べました。

詳しくは以下にありますので、ぜひ読んでみてください。

https://benesse.jp/berd/special/childedu/pdf/newsLetter/newsLetter_20251020.pdf

入試情報

こんにちは。

私立、公立高校両方の入試情報です。参考にしてください。

愛知県私学協会が発表した「令和8年度入試に係る愛知県私立高等学校生徒募集要項」です。

https://www.aichi-shigaku.gr.jp/shiryou/bosyuu/8boshuu.pdf

愛知県教育委員会が発表した「令和8年度愛知県公立高等学校入学者の募集について」という資料です。

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/587941.pdf

霜降

こんにちは。

今日から秋の最後の節気である「霜降」になります。今日みたいな天気が続いてほしいですね。

昨日のブログで「ジンクス」について書きましたが、先ほどインターネットでニュースを見ていたら「ジンクス」という言葉が出てきて、その偶然に少し驚いています。

案の定というべきか、そこでの使われ方は間違っていました。「負のジンクス」と「吉のジンクス」というように、「縁起」と同じ意味で使っていたのです。

もう一度確認しておきます。「ジンクス」は英語で「不運をもたらす悪いこと、もの」という意味です。

したがって、意味としては前者の時に使うのですが「負の」をつける必要はありません。後者は、昨日書いたようにこちらの意味で使う人が多いのですが、支離滅裂です。

ジンクス

こんにちは。

みなさんはジンクスという言葉を知っていますか。若者には知らない人が多いかもしれません。

先日テレビを見ていたらある人がこの言葉を間違った意味のまま何回も使っていました。生放送で周りに多くの人がいたのですが、誰一人その間違いを指摘することはありませんでした(アナウンサーもいたのですが)。

その人はジンクスを「縁起のよいもの」という意味で使っていたのです。みなさんの中にもこのように思っている人がいるのではないでしょうか。むしろ勘違いしている人の方が多いかもしれません。

ジンクスは英語の「jinx」からきており、「不運をもたらす縁起の悪いもの、こと」というのがその本来の意味です。このブログでもたまに言葉の「誤用」について取り上げていますが、そのことになんでもかんでも噛みつくつもりはありません。言葉の意味は時代とともに変化する場合もあるからです。

しかし、ジンクスは英語です。本来の意味から変化した言葉とはいえないでしょう。やはり、本来の意味に基づく使い方が求められます。

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