こんにちは。
前回は、小学生にとって訓読みはわかるけれども音読みがわからない漢字を紹介しました。それらの漢字について大人ならば「積雪」、「松竹梅」、「車窓」という熟語から音読みがすぐ出てくると思うのですが、小学生にとってこうした熟語はあまり馴染みがないものなのでしょう。私たち大人も子供のころは読めなかったかもしれませんから「そんなものもわからないの」という安易な決めつけはしないほうがいいですね。
では今回は中学生が読めなかったものを紹介しましょう。
中学生になると、熟語の「重箱読み」、「湯桶読み」という学習も加わりますから音読み、訓読みの知識はより重要になります。
そこでまずは「湯桶読み」の「桶」の読みです。普通に読めば「ゆおけ」になりますが、この場合は違います。
二字熟語の読みは音+音読みか訓+訓読みが基本になっていますが、音+訓読みや訓+音読みもあります。そこで前者を「重箱読み」、後者を「湯桶読み」として学習するわけです。したがって、「桶」は音読みになります。しかし、ほとんどの生徒がその読みを知りません。まあ、普通は知らないでしょう。知らなくても恥ずかしいというものではありません。
「湯桶」はお湯や酒などを入れる日本の伝統的な卓上容器の名前からきているのですが、そのようなものを使っている家庭は見たことがありません(今でも目にすることができるのは蕎麦屋くらいでしょう)。そんな身近にないものを代表例としてもと思うかもしれませんが、その呼称の歴史は江戸時代まで遡るということなので仕方ありませんね。ただ、現代風にアップデートするのもいいかもしれません。その際は「重箱」「湯桶」みたいに関連するもので揃える必要があります。
ちなみに「湯桶」は「ゆとう」です。



