講師日記

言葉のあいまいさ

こんにちは。

昨日、NHKの記事見出しが誤解を招くような表現だったということを書きました。その中で私はこのようなことは私たちも無縁ではないと指摘しましたが、それは私たちが使っている言葉自体に誤解を招くような要因があるからです。したがって、誰もがそのようなことをしてしまう可能性があります。

そこで今日は、こうした言葉のあいまいさについて書かれた本を紹介しましょう。

川添愛『世にもあいまいなことばの秘密』(ちくまプリマー新書)です。

この本ではいろいろな言葉の曖昧さを事例を挙げて紹介し、なぜ言葉の解釈においてすれ違いや誤解が起こってしまうのかということを解きほぐしています。

面白くて参考になる本です。ちくまプリマー新書は若い人向けのものなので中学生もぜひ読んでみてください。

最後に、この本の中で紹介されている言葉を挙げておきます。

「頭が赤い魚を食べる猫」

みなさんはどう解釈しますか。

ニュースの見出し

こんにちは。

NHKニュースのある見出しが「日本語のレベルが低い」と話題になりました。

『クマに庭で飼われていた犬が連れ去られる』というものです。

確かにぱっと見では「うん?どういうこと」となりますね。

これに対してSNS上ではいろいろ指摘されていますが、案外こういう誤解を招くような表現をわれわれもしていることがあります。もちろん、だからといってNHKを擁護しているわけではありません。NHKは報道機関ですからしっかりとチェックすべきだったことは確かです。

私もこのブログに文章を書いていますので気をつけたいですね。

読書

こんにちは。

昨日から読書週間が始まりました。読書に関して近年特に問題とされてきたのが「若者の読書離れ」です。このブログでもそのことについて何回か書いていますが、この読書週間に向けてベネッセ総合教育研究所が東京大学社会科学研究所と共同で行っている調査をもとに分析した興味深いデータを発表しました。それは「子どもたちの読書行動の実態やスマートフォン[・・・]の利用との関係、語彙力・読解力との関係に関連するデータ」です。

中でも報道されたのは、小中高生の52.7%が一日の中で読書を「しない」と回答したことです(10年前は34.3%なので1.5倍の増加)。文部科学大臣も「衝撃を持ってこの結果を受け止めている」と述べました。

詳しくは以下にありますので、ぜひ読んでみてください。

https://benesse.jp/berd/special/childedu/pdf/newsLetter/newsLetter_20251020.pdf

新首相

こんにちは。

今日、第104代首相が選出されました。憲政史上初の女性首相の誕生です。いろいろと言いたいことはありますが、個人のブログではないのでとりあえず一言だけ、物価高を何とかして欲しいです。

中学3年生の公民の授業で「政治」のことを学びますが、こうした出来事はそれをより深く学ぶためのよい機会でもあります。今度の定期テストではこのあたりのことがテスト範囲になる学校は多いでしょうからなおさらです。

ただ、社会や政治の仕組みを学ぶということはテストのためだけではありません。「大人」になるための常識を身につけるためでもあります。

学校再編

こんにちは。

桃花台地区の小学校、中学校を2027年度に各2校に再編するという計画が市によって進められているという話は以前しました。その話に進展がありましたので報告します。今度は校名を変更するという案が示されました。

新校名は「篠岡西小、中」と「篠岡東小、中」です。

みなさんはどう思われますか。

市は11月10日~12月9日にパブリック・コメントを実施するということなので、再編計画に関して何か意見がある方は積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

スポーツの日

こんにちは。

天気も良くスポーツ日和ですね、と言いたいところですが、今日は真夏日ということで運動する気にもなりません(下記にあるように、そもそも運動する習慣がありません)。涼しくなるかなと思ったらやってくるこの暑さはいつまで続くのでしょうか。

スポーツと言えば、私は小・中・高・大とサッカーをしていたのですが、それ以降は体を動かすような運動は全くしていません。その弊害は体にはっきりと表れています。したがって、適度な運動をと思うのですが、ダメですね。

十五夜

こんにちは。

今夜の月はいわゆる「中秋の名月」と呼ばれるものです。

日中は厳しい暑さ(真夏日)で秋らしさを微塵も感じられませんでしたが、せめて夜だけでも秋を感じたいですね。ところが、この地方は夕方から雲が広がり夜は曇りになるということで、残念ながら名月を観ることは難しそうです。

でも確認のために授業の休憩時間に夜空を見上げることにします。

テスト結果

こんにちは。

9月の第1週から定期テストが各学校で行われました。その結果が続々と未来塾に届いています。

成績UPという嬉しい報告もありますので今後紹介していきたいと思います。

もちろん、成績に浮き沈みはつきものですべての生徒が毎回良い結果を得られるとは限りません。重要なのはその結果を糧にして次に繋げることです。

次の目標に向けて頑張りましょう。

教科書

こんにちは。

昨日ゴリラの話を書いた際、英語の教科書について言及しました。中学校の教科書には他にもゴリラの話が載っています(中3の国語の教科書)。ゴリラが胸を叩く行為「ドラミング」を事例にして人間の持っている負の性質が自然だけでなく人間社会にも悲劇をもたらしてしまうということを主張する論説です。

教科書といえば勉強するためのものというイメージがありますが、国語の教科書には内容的に面白い話や為になる話が実は多く載っています。むしろ大人の方が楽しめるかもしれません。保護者の方はぜひお子さんの教科書を手に取って読んでみてください。

世界ゴリラの日

こんにちは。

県内に住む者にとってゴリラといえば東山動物園の「シャバーニ」を思い出すのではないでしょうか。今から10年前「イケメンゴリラ」として全国的に話題になりました。すぐ行ける動物園にゴリラがいるため動物園にはだいたいゴリラがいると思っていたのですが、日本には6園にしかいないということです(ちなみに日本モンキーパークにもいます)。しかもだんだん数が減ってきています(現在19頭)。

なにより深刻なのはゴリラ自体が絶滅するかもしれないということです。その原因はわれわれ人間にあるということを重く受け止めなければなりません。特に、われわれが使っているスマートフォンなどの電子機器を作るのに必要な鉱物はゴリラの生息地にあり、その採掘によってその生息地が破壊されているのです。この話が中3英語の教科書に載っていたのですが、今年度からの新しい教科書ではなぜか取り上げられていません。こうした情報こそデジタル世代が知っておくべきものなのに残念です。

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