講師日記

ようやく秋の気配

こんにちは。でも、日中はまだ暑いですね。

最近のブログでは言葉の「誤用」について書いていますが、タイミングよく文化庁が2023年度の国語に関する世論調査の結果を発表しました。

その調査でも、本来と違う意味で理解されている表現が紹介されています。

「悪運が強い」「うがった見方をする」「失笑する」「煮え湯を飲まされる」などです。

みなさんは、これらの表現をどのような意味でとらえていますか。

彼岸入

こんにちは。

では、問題(「何かがおかしい」9月10日)の答え合わせをしましょう。

1「炎天下のもと」

「炎天下」の「下」には「もと」の意味がありますから「もと」は不要です。

2「四十度以上を超えている」(もとの文では「越えている」となっていましたので訂正しました。)

「以上」ということは、「超えている」ということです。

3「必ず必要」

これは簡単だったでしょう。実はひらがなで書くのを忘れてしまいました。

4「あとで後悔する」

「後悔」は「あとで」するものです。

5「不安感をますます強く感じる」

「感」が重複しています。

以上、すべてわかりましたか。

敬老の日

こんにちは。

以前出した問題(「何かがおかしい」9月10日)分かりましたか。

おそらく一番分かりやすいのは、「頭痛がいたくなって」という箇所でしょう。漢字で書けばより分かりやすくなります。「頭痛が痛くなって」です。つまり、「意味の重複する表現」ですね。問題の文章にはそうした表現が他にも5つあります。

全部分かったでしょうか。

テスト初日

こんにちは。

第2回(中間)テストが始まった中学校もあれば、テスト週間に入った中学校もあります。

前者は、今日のテストのことはとりあえず置いておいて明日のテストに集中しましょう。

後者はしっかりと計画立てて勉強に取り組みましょう。

両者にエールを!

テスト

こんにちは。本当にこの暑さはいつまで続くのでしょう。

そんな中、明日から第2回(中間)テストが始まる中学校があります。

生徒のみなさんはそのためにしっかりと準備をしてきたはずです。

ミスなく自分の力を存分に発揮できるよう集中して問題に取り組んでください。

応援しています。

何かがおかしい

こんにちは。

炎天下のもと、私は水を求めてさまよっていた。体感温度は軽く四十度以上を超えている。出かける前に母が言っていたのに。

「水かお茶持っていきなさい。こんな暑い日なんだから必ず必要だわ。持っていかないと、あとで後悔することになるわよ」

探し始めてほぼ二時間くらいになる。頭痛がいたくなってきた。こんなに探しているのに何もないなんて。私はどこにいるのだろう。不安感をますます強く感じるようになった。

いきなり変な文章で始まりましたが、おかしな表現がいくつかあることに気づきましたか(内容は関係ありません)。

では、おかしなところはいくつあるでしょうか。全部わかりますか。

この問題の元ネタは以下の本です。

高井信『ショートショートで日本語をあそぼう』ちくま文庫

もう誤用ではないのかな

こんにちは。

テレビを見ていたらまた本来の意味ではない使われ方をした表現が出てきました。「敷居が高い」です(これも以前このブログで指摘したことがあります)。

店が高級そうだったり、上品で格式が高そうだったりして入りにくいという意味で使われていましたが、これは本来の意味ではありません。本来は「不義理などしてしまった人の家に行きにくい」という意味で使うものです。

世論調査でも多くの人が誤用の意味で使っており、本来の意味を知っている人がどんどん少なくなっています。

この言葉もゆくゆくは意味が変わるかもしれませんが、本来の意味は知っておきたいですね。

真夏?

こんにちは。

秋の気配はどこへやら真夏に戻ったみたいです。もう体が悲鳴をあげています。

しかも猛暑日がしばらく続くようなので要警戒ですね。特に、生徒のみなさんはテスト前なので体調には十分気をつけましょう。

テスト週間

こんにちは。

未来塾は桃花台地区にある3つの中学校の生徒さんを基本的には受け入れています。9月は定期テスト(第2回テスト、2学期中間テスト)が行われる時期なのですが、その3つの中学校のテスト日程がものの見事に重なっていません。来週、再来週、その次の週と3週にわかれています。ふつう2校は重なることが多いのですが、バラバラになるのは珍しいですね。

来週テストのある生徒さんはテスト週間に入りました。前回のテストの反省を生かしつつ、更なる飛躍を目指して勉強に励みましょう。

気をつけよう

こんにちは。

昨日何気なくテレビを見ていたら、ある芸人さんが「おもむろに」という言葉を使っていました。この言葉は以前このブログでも指摘したのですが、意味を間違えて使われやすいと言われているものです。したがって、くどいようですがもう一度意味を確認しておきたいと思います。

その芸人さんもそうだったのですが、「いきなり」とか「突然に」という意味だと思っている人が少なくありません。その芸人さんは突然食べる様子を「おもむろに」を使って表現していました。

「おもむろに」の意味はむしろ逆で、「動作がゆっくりで静かな様子」を表す言葉です。漢字で書くと「徐に」となります。この漢字は「じょじょに」という言葉の漢字に使われることを考えれば「ゆっくりと」という意味にも納得がいきますよね。

したがって、「おもむろに食べ始める」という表現自体はおかしくありませんが、例えば、「おもむろに飛びかかる」といったように俊敏な動きを表す言葉にはつけられません。

言葉を間違った意味で使ってしまうと恥をかくこともありますので、気をつけたいですね。ただ、このブログで何度も言っているように、言葉の意味は変化するもので誤用が誤用でなくなることもあります。もしかしたら「おもむろに」もそうなるかもしれません。

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