こんにちは。
昨日、アメリカでの銃乱射事件のことを書きましたが、銃社会の悲劇として思い出されるのが1992年に起きた日本人留学生射殺事件です。当時私は愛知県から離れて暮らしていましたが、射殺されたのが同郷の高校生ということもあり、その事件は特に印象に残っています。仮装してハロウィン・パーティーに出かけたところ、訪ねる家を間違えてしまい、その家の住民に不審者だと思われ銃で撃たれ亡くなるという事件です。その住民が刑事裁判で無罪になったというのも衝撃でした。
この事件をきっかけに銃規制が少し進みましたが(そこには亡くなった生徒の両親による活動が大きな影響を与えました)、昨日見たように現在でも銃による被害は後を絶ちません。むしろ増えていて、去年の死亡者数は4万人を超えています。中でも、子どもの死因の1位が「銃」によるものだというのがアメリカ社会の闇を象徴しており、その深さを実感せざるをえません。