講師日記

何とも知れない未来に

こんにちは。

灼熱の暑さといい激しい雨といい、8月に入ってからの天候にはほとほと参ります。

タイトルは地球の気象のことに関してのものではなかったのですが、近年の状況を考えるとこの点にもあてはまりますね。

8月6日、9日を経て、また15日を迎えるにあたって積読したままであった本を最近読み始めました。その本に『何ともしれない未来に』というタイトルがつけられています。原爆を扱った短編小説の作品集で、大江健三郎が編集したものです。大江はその中の一つの小説、原民喜「心願の国」の一節からそのタイトルをとりました。

原は未来にほのかな希望を抱く形で書いていますが、その希望は70年以上たった今でもみることはできません。

「心願の国」は青空文庫で読むことができます。あわせて彼の「夏の花」もぜひ読んでみてください。

立秋

こんにちは。

また暦かよと言われそうですが、暦の上では秋の始まりとなります。したがって、これからは残暑ということなのですが、「残」というにはあまりにも長いものになりそうです。

昨日ようやく雨が降りましたが、はたして恵みの雨となったのでしょうか。

原爆の日

こんにちは。今年もタイマーズの「long time ago」を聞きました。

あの日から80年が経ちましたが、願いもむなしく状況は悪い方へ向かっています。

中学3年生の国語の教科書には石垣りんの詩「挨拶」が載っていますが、すべての学年(せめて小学4年生から)に原爆や戦争に関するいろいろな詩、俳句を載せていけばいいと思うのですが。

「戦争が廊下の奥に立ってゐた」渡辺白泉

それにしても、この俳句はなぜ教科書から消えたのでしょうか。

学力テスト質問調査

こんにちは。

メディアでいろいろ報道されている全国学力テストの結果ですが、あわせて行われた質問調査の分析も発表されました。その中で気になったのが、「読書は好きですか」という設問です。「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と回答した割合は小学6年生が69.8%、中学3年生が61.7%でした。これは調査が始まってから最低の数字ということです。統計上まとめられていますが、「当てはまる」と「どちらかといえば当てはまる」の差は結構大きいと私は思います。調査結果を見ると、「当てはまる」と回答した小学生は36.6%、中学生は30.4%です。こうなると印象がグンと変わります。

昨今の社会状況を考えるならば、この結果はある程度致し方ないところはあります。それでも私は声高に言い続けたいです。

読書は人生を豊かにする

歴代最高

こんにちは。

今日、国内の歴代最高気温が更新されました。とはいうものの、それどころではない事態が発生しています。月並みな言い方ですが、津波は本当に怖いです。私は東日本大震災の時の映像が記憶に鮮明に残っています。何事もなければいいのですが。

読書感想文

こんにちは。

夏休みの宿題の定番、しかもやりたくないものといえば多くの子どもが読書感想文をあげると思います。かく言う私も嫌いでした。散々言われているように、読書感想文がその目的とは裏腹に子どもを読書嫌いにさせてしまう可能性があります。したがって、読書感想文提出が任意の学校が増えてきている最近の流れは喜ばしいことです。

ただ、読書好きの私としては、夏休みの期間にいろいろな本を自由に読んでもらいたいという思いはあります。

少雨

こんにちは。

夏休みに入り、一週間以上が経ちましたが厳しい暑さが続いています。みなさん、体調は大丈夫でしょうか。

今後もずっとこの状態が続くみたいですが、だんだんと体力が削られていきそうで心配になります。

暑さもそうですが、雨が全然降らないというのも気になるところです(沖縄は台風で逆に大変ですけども)。米どころの新潟、秋田、山形などは記録的少雨らしいので影響が懸念されます。「コメ騒動」がまた起こる可能性もありますね。

大暑

こんにちは。

今日から一年で最も暑さが厳しい頃を指す暦の「大暑」です。暦の上では8月6日までなのですが、その頃に暑さが和らぐとはもはや誰もが思っていません。

明後日の北海道東部では40°という最高気温が予想されています。そうなれば、北海道史上初になるということです。6月末から7月初めにかけて北海道より緯度が高いヨーロッパで40°超えの記録的な熱波が到来しましたから、北海道で起きても不思議ではありません(両者に直接的な関係があるというわけではないと思いますが)。心配なのは、北海道にはクーラーがない家庭が多いということです。

暑さに関するニュースにはもう慣れましたが、暑さには慣れることができません。

スタート

こんにちは。

夏期講習がスタートしました。

暑い日が続きますが、遊びに部活に勉強と充実した夏休みを過ごしていきましょう。

全国学力テスト結果

こんにちは。

文部科学省が、4月に実施された全国学力テストの結果を公表しました。国語と算数・数学の平均正答率が小学校・中学校ともに前年度を下回ったとのことです。報道ではこうしたところがクローズアップされて取り上げられますが、問題が違うので学力が下がったという判断はできませんし、そもそも前年度と比べる意味があるとは思いません。

今年度の国語と算数・数学の平均正答率は、小6が国語67.0%、算数58.2%で、中3は国語54.6%、数学48.8%でした。中でも小中ともに記述式問題で正答率が低いということが指摘されています。こうした結果に対してわれわれ大人は講釈を垂れたくもなるかもしれません。大人が子どもの学力を気にするのは当然のことではあるのですが、その学力を育てるのは大人の責任です。子どもの学力に対して何か言う前に大人が一度学力テストを受けてみるというのはどうでしょうか。

▲TOPへ