こんにちは。
文部科学省が、4月に実施された全国学力テストの結果を公表しました。国語と算数・数学の平均正答率が小学校・中学校ともに前年度を下回ったとのことです。報道ではこうしたところがクローズアップされて取り上げられますが、問題が違うので学力が下がったという判断はできませんし、そもそも前年度と比べる意味があるとは思いません。
今年度の国語と算数・数学の平均正答率は、小6が国語67.0%、算数58.2%で、中3は国語54.6%、数学48.8%でした。中でも小中ともに記述式問題で正答率が低いということが指摘されています。こうした結果に対してわれわれ大人は講釈を垂れたくもなるかもしれません。大人が子どもの学力を気にするのは当然のことではあるのですが、その学力を育てるのは大人の責任です。子どもの学力に対して何か言う前に大人が一度学力テストを受けてみるというのはどうでしょうか。