講師日記

スーパームーン

こんにちは。

今夜の月は今年最も大きく見える満月「スーパームーン」です。

とはいうものの、あいにくの天気でこの地域では見られそうもありません。

「中秋の名月」のときもそうでしたが、こういうときに限って天気が良くないんですよね。

10時19分に満月をむかえますので、それでも一度夜空を見上げてみませんか。

言葉のあいまいさ3

こんにちは。

今回も「頭が赤い魚を食べる猫」という表現の解釈について見てみましょう。

昨日述べた2つの解釈は現実的ですが、残り3つは現実としてはありえないのだがそう解釈できるというものです。その中でも、ぱっと見だと最初そう読んでしまいがちだけども意味を考えるとおかしい解釈を紹介します。

「が」という言葉が最初の文節にくるとその文節が「主語」だと考えてしまいませんか。そのため上の表現も「頭が」が主語で「食べる」が述語という文があると考えてしまってもおかしくありません。そして、その文が「猫」を修飾しているということになります。つまり、猫がいて、その猫の頭が「赤い魚」を食べるという意味です。もちろん、これはさすがに意味がおかしいのでこの解釈をとるという人はいないでしょう。

以上のことだけでも言葉というものがことほどさように曖昧だということは分かっていただけたのではないでしょうか(残り2つは割愛します)。

したがって重要なのは、言葉は曖昧だということをしっかりと認識し、いかに言葉の解釈におけるすれ違いや誤解を防いでいくかということです。

言葉のあいまいさ2

こんにちは。

前回の最後に紹介した下記の表現をみなさんはどう解釈しましたか。

「頭が赤い魚を食べる猫」

これを考案した言語研究家の中村明裕さんによれば、この表現は5つの異なる解釈を持ちます。

多くの人が一読して頭に思い浮かべる解釈は、「猫」が「頭が赤い魚」を「食べる」というものではないでしょうか。

ただ、「頭が赤い」の修飾先は猫だという解釈もできます。つまり、「魚を食べる猫」の「頭が赤い」ということです。こちらの解釈を伝えようとするならば、やはり「魚を食べる頭が赤い猫」とした方が通じますね(しかしここでは触れませんが、この表現も曖昧ではないかという問題があります)。

さて、では残り3つの解釈はどういうものでしょうか。考えてみてください。

言葉のあいまいさ

こんにちは。

昨日、NHKの記事見出しが誤解を招くような表現だったということを書きました。その中で私はこのようなことは私たちも無縁ではないと指摘しましたが、それは私たちが使っている言葉自体に誤解を招くような要因があるからです。したがって、誰もがそのようなことをしてしまう可能性があります。

そこで今日は、こうした言葉のあいまいさについて書かれた本を紹介しましょう。

川添愛『世にもあいまいなことばの秘密』(ちくまプリマー新書)です。

この本ではいろいろな言葉の曖昧さを事例を挙げて紹介し、なぜ言葉の解釈においてすれ違いや誤解が起こってしまうのかということを解きほぐしています。

面白くて参考になる本です。ちくまプリマー新書は若い人向けのものなので中学生もぜひ読んでみてください。

最後に、この本の中で紹介されている言葉を挙げておきます。

「頭が赤い魚を食べる猫」

みなさんはどう解釈しますか。

ニュースの見出し

こんにちは。

NHKニュースのある見出しが「日本語のレベルが低い」と話題になりました。

『クマに庭で飼われていた犬が連れ去られる』というものです。

確かにぱっと見では「うん?どういうこと」となりますね。

これに対してSNS上ではいろいろ指摘されていますが、案外こういう誤解を招くような表現をわれわれもしていることがあります。もちろん、だからといってNHKを擁護しているわけではありません。NHKは報道機関ですからしっかりとチェックすべきだったことは確かです。

私もこのブログに文章を書いていますので気をつけたいですね。

読書

こんにちは。

昨日から読書週間が始まりました。読書に関して近年特に問題とされてきたのが「若者の読書離れ」です。このブログでもそのことについて何回か書いていますが、この読書週間に向けてベネッセ総合教育研究所が東京大学社会科学研究所と共同で行っている調査をもとに分析した興味深いデータを発表しました。それは「子どもたちの読書行動の実態やスマートフォン[・・・]の利用との関係、語彙力・読解力との関係に関連するデータ」です。

中でも報道されたのは、小中高生の52.7%が一日の中で読書を「しない」と回答したことです(10年前は34.3%なので1.5倍の増加)。文部科学大臣も「衝撃を持ってこの結果を受け止めている」と述べました。

詳しくは以下にありますので、ぜひ読んでみてください。

https://benesse.jp/berd/special/childedu/pdf/newsLetter/newsLetter_20251020.pdf

新首相

こんにちは。

今日、第104代首相が選出されました。憲政史上初の女性首相の誕生です。いろいろと言いたいことはありますが、個人のブログではないのでとりあえず一言だけ、物価高を何とかして欲しいです。

中学3年生の公民の授業で「政治」のことを学びますが、こうした出来事はそれをより深く学ぶためのよい機会でもあります。今度の定期テストではこのあたりのことがテスト範囲になる学校は多いでしょうからなおさらです。

ただ、社会や政治の仕組みを学ぶということはテストのためだけではありません。「大人」になるための常識を身につけるためでもあります。

学校再編

こんにちは。

桃花台地区の小学校、中学校を2027年度に各2校に再編するという計画が市によって進められているという話は以前しました。その話に進展がありましたので報告します。今度は校名を変更するという案が示されました。

新校名は「篠岡西小、中」と「篠岡東小、中」です。

みなさんはどう思われますか。

市は11月10日~12月9日にパブリック・コメントを実施するということなので、再編計画に関して何か意見がある方は積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

スポーツの日

こんにちは。

天気も良くスポーツ日和ですね、と言いたいところですが、今日は真夏日ということで運動する気にもなりません(下記にあるように、そもそも運動する習慣がありません)。涼しくなるかなと思ったらやってくるこの暑さはいつまで続くのでしょうか。

スポーツと言えば、私は小・中・高・大とサッカーをしていたのですが、それ以降は体を動かすような運動は全くしていません。その弊害は体にはっきりと表れています。したがって、適度な運動をと思うのですが、ダメですね。

十五夜

こんにちは。

今夜の月はいわゆる「中秋の名月」と呼ばれるものです。

日中は厳しい暑さ(真夏日)で秋らしさを微塵も感じられませんでしたが、せめて夜だけでも秋を感じたいですね。ところが、この地方は夕方から雲が広がり夜は曇りになるということで、残念ながら名月を観ることは難しそうです。

でも確認のために授業の休憩時間に夜空を見上げることにします。

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